メガネ男子と屋上で。

「よくそんなに無防備で寝れるな」光山はつぶやいた
「うるさいっ…このヘンタイッ…」

「…おやすみ」

「おぅ…」

――――何分たっただろうか…

「…っ…今何時…?」

「お。起きたか…今は…10時…」

「…そっか…」

「…」

しばらく沈黙の時間が続いた

先に口をひらいたのは私だった

「…私ね…いつも…人の中心に…いたいんだ…」

「…それ自己中って言うんだぜ」光山はプッと吹き出した

「…知ってる」

「…ヒマだな…」

「うん…私…寝る…」

「…おやすみ…オレはゲーム…する」

「…ん」


「おい…っ起きろよ…おいっ!」

「ん…何時…?」

「昼だよ…」

「あーもうっ…私そのこと考えないようにしてたのに…バカッ!」

光山はコンビニの袋からおにぎりをだした

私はガン見してた

「…食う?」
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