最強執事と天然お嬢様
聖架も気がついたのか、俺にしがみついて言った
フローラルの香りが俺の鼻を刺激する
本当に何がしたいのかわからない
俺は今すぐにでもあの家に、紗菜様の所に帰りたいのに
「どうして、聖架と居る時は嫌そうなの?なんでよ・・・1年でいいんだよ?」
「・・・・・」
「1年後、聖架が死んだらどこでも行っていいから・・・今は一緒に居てよ・・・」
聖架は泣き出した
あぁ、ハメられた
こいつは、俺が涙に弱い事を知っていて泣くんだから
これで俺は聖架に縛られた
もう抜け出せない
罠にかかったら・・・ゲームオーバー