人気ケータイ小説家になりたい!
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「――――……ん?」
私が目を開けると、ベッドの上だった。
ずっと眠っていたようだ。
「あれ……?」
すると、さっきまでの出来事は全部夢……だったのだろうか?
いや、あの時もらったチョップは確かに痛かったはず。
曖昧すぎる記憶の中、それでも私は枕元にあった携帯を手にして、小説投稿サイト「蛇いちご」にアクセスした。
なにかを書きたくて、とにかくウズウズしていたのだ。
「……あ!」
自分の投稿した小説を見ていると、とある作品に感想が届いているのを見つけた。
こんなのはじめてだ! 嬉しい!
私は早速その感想を確認した。