子犬系男子とハリネズミ少女






---------------



「あー楽しかった。果歩なんか顔面にボール当たってたし」



向井くんは思い出してまた笑いだした。





…ほんと、よく笑う人…。




あたしがまじまじと見ていると、向井くんは不思議そうな顔をした。


「果歩?どうしたの?」


「あ、笑った顔がかっこいいなと思っ…」



あたしははっとして口を押さえた。

自然に顔が赤く染まる。




それを聞いた向井くんの頬もほんのり赤く染まる。





< 23 / 37 >

この作品をシェア

pagetop