I am … 【完】
コンコン
ドアがノックされ、広瀬さんが入ってくる
腕には、ガーゼとタオルで包まれた小さな小さな子が
まるで生まれたての普通の赤ちゃんを抱っこするみたいに抱かれていた…
ああ…この子を抱っこしてくれるのが広瀬さんで良かった…
その子をゆっくりと私の枕元に寝かせる……
16週1日の小さな小さな我が子…
ごめんね…
ごめんね…
会いたかったよ…
その子を見た瞬間、今までの戸惑いは不思議と消えて
素直に、可愛い…
愛おしい…
そう思った。