I am … 【完】




「ねえ、新ちゃん…実は優月は男の子なんだよ」



鶴を折りながら告げた…



「え、わかったの?」



「うん、小さいけれどアレがツイてた!」



「まじで?そっかぁ~じゃあ、優樹に兄弟ができたんだね」



新ちゃんはそう言うと私の頭を撫でて、悲しく笑った…



きっと新ちゃんにも見えてるんだね…



優月の辿るはずたった未来の絵が……




そして、私の差し出したへその緒と手形をいつまでも見ていた……






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