I am … 【完】




「ご主人戻ったみたいだから、二人でお別れしてあげて下さい」



広瀬さんと入れ替わりで新ちゃんが来た…



二人で優月に最後のお別れ…



新ちゃんは折角包んだタオルを解くと、最後に優月の局部を見て笑った…



「本当だ…優樹に弟が出来たんだね」



そう言って名残惜しそうにタオルを直す…



「大丈夫??」



二人で目を合わせて、ゆっくりと棺に納めて、鶴とクマのぬいぐるみを枕元に飾った……



もっと沢山入れてあげたかったけど…



スペース的にこれが限界なのが悔しい…



小さな小さな靴下



真っ白なベビードレス



もっともっと



たくさん買ってあげたいものあったのに……





優月……



本当にごめん……













< 171 / 208 >

この作品をシェア

pagetop