I am … 【完】
私の目の前を去っていく優月の体…
胸が苦しくて苦しくて…
去っていく姿を見送ることが出来ずにその場に泣き崩れた……
「ほら、ママなんだから笑って…」
自分だって泣きそうなくせに…
しばらくして涙が落ち着くと、私は荷物を持った新ちゃんの背中を追いかけて自分の意志で一歩踏み出した。
「皆さん、お世話になりました」
ナースステーションの前で挨拶すると、お世話になった看護師さん達が駆け寄って来た
勿論、中には広瀬さんの姿も
「本当に…ありがとうございました…」
本当に…本当に感謝してる…