I am … 【完】
検査結果を知る日を翌日に控えて、久々に早く帰ってきた新ちゃんと顔をあわせる。
普段は帰りが遅いから、優樹の寝る時間もあるしあまり顔をあわせることはなかったけど
もし帰りが遅かったとしても、今日だけは面と向かって話したいと思っていた。
すでに遊び疲れて眠りについた優樹を昼寝用の布団に寝かせて久しぶりの新ちゃんとの二人の時間…
「ねぇ、明日の結果どうだろうね?」
新ちゃんは携帯電話を弄っていた手を止めて
「大丈夫でしょ」
と笑った。
私はちょっとイラっとしながらも再び手元に目を落とす彼に低い声で問いかけた。
「新ちゃんは、病気のことネットとかで調べたことある?」
こんなことになってからずっと気になってたことだった。