I am … 【完】
入院初日は同意書を渡したり、看護師さんの説明を聞くくらいで特にする事もなく暇だった。
病室は6人部屋で私はドア側のベット
皆カーテンを閉めているからどんな人かは分からないけど、話し声を聞いてる限り若い人ばかりのようだ。
眠ってしまった優樹を隣に寝かせて新ちゃんと過ごす静かな時間
優樹のスベスベの頬っぺに自分の頬を寄せる。
毎日一緒に寝てたんだもん、しばらく会えないと思うと寂しいな…
「ママ頑張るからね」
微かに揺れる長い睫毛にキスをした
きっと元気になって戻ってくるからね…
この時を乗り越えて、家族4人幸せになろう…
そう心の中で誓った…。