I am … 【完】



麻酔科の先生の説明が終わって優樹が昼寝から覚めると、二人は家に帰っていった



明日は手術だから仕事を休んで朝から実母と一緒に来てもらう。



その間、優樹は義母のところへ


手術が終わっても一週間は入院だから、優樹にも実母にもかなりの負担を強いる事になる。




本当に子供を産むって大変な事だ。


まず、自分が一人ではなくなり自由がなくなる


ちょっとコンビニに行くのも一苦労、


可愛いだけじゃない、頑張って子育てしても泣いたり怒ったり


こっちが泣きたいよと思うこともしばしば…


それでもやっぱり可愛くて、無償で愛してしまう


子供を産んで初めて母の大きさを痛感し、母に感謝した。


私もそんな風になりたいな…


優樹にとっても


そしてお腹のまだ名前の決まっていないこの子にとっても…



母のような母親になりたい…



こんなことは面と向かって言えないけど…



お母さん…産んでくれてありがとう…



やっとそう思えるようになった私。



だから、きっと皆より早く結婚して優樹を産んだことは私に必要な事だったんだ。



そして、私はこの最大の試練も乗り越えて見せる…











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