お迎えに
「ここが長がいる部屋だ。入るぞ。」

ホズミが扉をノックし、扉をあけた。

中には、真っ白い机に足を乗せた人がいた。

「長、新人を連れてきたした。」

「おぉ!やっときよったか!待ってたんでぇ!」

足を床に降ろしてナツキの方を見た。

「おうっ!俺がこの死神界をまとめとる、ヒュウガやっ!よろしゅうなぁ!自分はなんて言うんや?」

本当に死神なのかと思うほどヒュウガは死神らしくなかった。

顔はカッコイイがシャッツのボタンは第三まで開いてるし、ズボンから出している。

頭にはオレンジのバンダナを巻いている。

髪の色がはちみつ色なのでオレンジがよくはえていた。

ナツキがあっけに取られて入ると、ホズミが助け舟をだした。

「長、ナツキにはホワイトエッグの記憶がないのです。私が勝手にナツキと言う名前を着けました。」

ヒュウガは笑い、ホズミに視線を移した。

「んなことは、知っとるわ。俺が聞いたんは、ナツキにや。」

一体、どっからその情報を手に入れたんだ?

ヒュウガはもう一度ナツキに顔を向けた。



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