お迎えに
どこに続いているんだろう?

そう思いながら、ナツキは歩いて行く。

すると、目の前に一人の男がいた。

男はナツキからみても、美形の分類に入っていた。

うなじまでしかない淡い色の茶髪で、瞳は東洋人特有の黒耀石の色だった。

唯一、もったいないのは、顔には、何か刃物で斬られたような跡があった。

しかし、傷があっても、その傷がさまになっていた。
ナツキは見とれながらも、その先に行こうと足を進めた。

「ねぇ、どこ行くの?」

「えっ?」


男はいきなり話かけてきた。
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