お迎えに
「帰りたい?どこへ?」

その瞬間、ホヅミのことや長が頭に出てきた。

それは卵に入っている所までいった。

それも過ぎると今度は女の人が出てきた。

彼女は必死に何かを叫んでいる。

ナツキは聞き取ろうと耳をすませた。

「ナツキはすごい複雑に絡まっているんだね。」

彼の声が僕の頭にあるそれを止めた。

「えっ?」

彼は手をナツキにかざした。

「ねぇ、ナツキは覚えていて。」

彼の手が僕の両目を覆う。
ひんやりとしていて、とても気持いい。

ナツキはそのまま目をつぶった。

「またね。ナツキ。再会までのプレゼントだよ。」

彼のその言葉で僕は意識が飛んだ。





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