お迎えに
「まず、ここについて説明しよう。」

ホヅミは、一口コーヒーを飲んだ。

「ここは人間が言う冥界だ。人間界で死んだ人間たちがここに来る。そして、ここから、もう少し先の所に白迷宮がある。死んだ奴らはそこに行き、転生するかどうかを判断される。判断されたら、転生するまで、上で天国と呼ばれる所で暮らす。」

ホヅミはまたコーヒーを一口飲んだ。

ナツキはおずおずとコーヒーを飲んでみた。

苦いような甘いような不思議な味がした。

「どうだ?わかったか?」
「なんとなく。」

「なんとなくでいい。次の説明にいくぞ。」


ナツキは頷いた。
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