お迎えに
「人間界で死んだ奴は自分で来る奴がほとんどだが、たまに来れない奴がいる。そいつらを迎えに行くのが俺達、死神の仕事だ。」

「死神って僕もですか?」
「そうだ。俺達って言っただろう。」

死神なんておとぎ話だと思っていた。

現実にいるなんて。


「でだ、このあいだ、死神協会から、通知があった。新しい死神が生まれてくると。それが君、ナツキだ。」

いきなりホヅミはナツキに向かって指を指さした。

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