甘くて危険な輝き~GOLD PRINCESS~
「…また、無視」
灰色頭(隼人)がボソッとつぶやく
寝てたんじゃなかったのか
「これは黙秘権なーし!」
そう言って近づいてくる輝
それは、いいけど…
「近い」
「知ってる~」
トン…と背中が入り口につく
間が50センチくらい
「言わないと、キスするよ」
「はあ⁉」
「五秒前~」
「ちょっ…」
「四」
「待っ…」
「さーん」
なんなの、コイツ!
「にぃーい」
顔がもう、目の前にある
「いぃーーーち!」
「ささ、笹木、凛!」
ピタッと顔が止まる
「ふーん、凛ね!
でも、ちょっと、残念かも」
「なにが…」
心臓が収まらない…
はあ…