甘くて危険な輝き~GOLD PRINCESS~
中は意外と綺麗
二階建てで、二階まで階段で登った
…廃墟ビル…っぽい
入ると数人の男がいて、みんなバラバラの高校の制服をきていた
4人にみんな挨拶していく
そして、一つの部屋の前でみんな立ち止まった
「なあ、輝。
ここに女入れるって事は…分かってんだろ」
急に陽が口を開いた
それに輝はあぁ、と答える
「あーあ、俺らもついに、かー…」
「……なんで、コイツ…」
「……」
なんの、話だろう
キィ………
輝がドアを開けた
「よーこそ、凛」
そこは、黒で統一された部屋だった
部屋の真ん中にガラステーブルがあって、その周りを皮の黒い三人用ソファーが二つ、一人用ソファーが一つ、囲むように置いてある
壁際にキッチンのような施設まで備え付けてある
なんだ、ここ
みんな部屋の中に入って、それぞれソファーでくつろぎだした
「えー…っと、帰っていい?」
いつ言おうかタイミングがなかった
でも、これ以上いる意味ない
あたしは、一般人
「はあ?帰る~?
だとよ、輝。凛おもれぇな」
「……」
バカにされた気がする
「凛、帰っちゃだめかなー?
もうここに入った時点で他のグループの奴に狙われるしね」
「は?」
いやいやいや、ちょっと待て
は?え?
あたしの頭の上にはハテナマークがたくさん浮いている