甘くて危険な輝き~GOLD PRINCESS~

キィ…


少し重い扉を開く


「あっ♪凛ーー!」


「凛ちゃん!
私はいいよっ!」


「…だれ、その子」


オレンジ頭(司)の声が低かった


「友達」


「……見てりゃ分かる
どうしたっつってんの」


…なんか、司の言葉が厳しい気がする


「朝華もいなきゃあたし食べない」


でも、怯まないから


「りっ、凛ちゃん!」


朝華の焦った声が聞こえる


…司があんな言い方するからだ


「友達かぁ~
陽、どーする?」


「俺に聞くな」


「んー、司は?」


「知らねぇ」


「隼人ー」


「輝が決めれば」


「じゃあ、全員一致でオッケー!」


今のどう考えても全員一致じゃなかった


「ん」


「お、お邪魔します…」


朝華、完全にビビってる…



< 39 / 68 >

この作品をシェア

pagetop