初恋・最後の恋~君と私~
輝喜はそういって、数十メートル先の自動販売機に買いに行ってくれた。


「あの~。」

・・・・・誰?
この可愛い娘は誰じゃ。
かわいいの~

あっ、どこかの村の長老になってしまってた。


「どうしたの・・・?」


「いまさきは、ありがとうございました。」


この子いまさきの子だ!


「いや、いいよ。大丈夫だった?」


「はい。」

・・・かわいすぎる。
すらっとした足おまけに長い。

整った顔、良いにおい。
何の香水つけてるのかな・・・。

この子は、男受けしそうなものがそろってるな~


私は、全然香水なんかつけていない。
おまけに、男受けしそうなものも持ってない。


「すみません、このクッキー・・・。」


私の前に、差し出したのは可愛いラッピングされたクッキーだった。
もしかして私に?


いや~、女の子にもてるなんて・・・


「輝喜君に・・・渡してくれますか。」


おい、わたしよ冗談は休み休みに言いなさい。

そんなことより、このクッキーどうしよう。
輝喜にわたし渡せるかな・・・。



ちょっと、嫉妬して渡せるか不安。


もう少しで、別れるのに・・・・・。


こんなにも、輝喜の事が好きだなんて。
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