初恋・最後の恋~君と私~
あれから、全然怖くなかった。

輝喜の背中だったから安心できた。


「着いたぞ、花音。」

・・・もう、着いちゃったの・・・。
もっと、おぶってもらいたかった。

「ありがとう。」

そういって、輝喜の背中から降りる。
むぅ~。


「次は、メリーゴーランド行くか?」

「うん。」


××××××××××

「最後は、観覧車に乗ろう。」

「うん。」


遊び疲れた~。最後は観覧車。


「どうぞ~。」

観覧車に乗り込む。
いっきに緊張が走る。

ドキドキしてる。


頂上についた。全然喋ってない一言も。


「花音。」


「ん、な、なに・・・!?」

裏声になちゃった~私今声が裏返った女子高生ランキング絶対1位だ~


「誕生日おめでとう。」


そういって、差し出してくれたのは。
ブランドのブレスレット。

これ絶対高いよ。

・・・・もう、別れるのにこんなのもらえない。


ぱっし


「別れよう。」


「えっ・・・。」


傷ついた顔をする輝喜。
ごめんね。きずつかせてごめんなさい。
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