初恋・最後の恋~君と私~
「大丈夫か?」

「わからない。でも、何でここにいるの?」

「会いたかったから。」


理由は、それだけで十分だよね。
会いたい、それだけで。


「あのな、俺花音の事好きだよ。」

「私も・・・。」


私たちの視線がぶつかる。
両方、微笑みあう。


「もう、そろそろ。12時だなかんごしさんが来るころだから。帰るな」


「・・・・うん。」


このまま夢が覚めちゃうの・・・。
嫌だよ。








顔を上にあげると、輝喜の顔があった。

その顔がどんどん私の方に向かって、ほっぺに唇がふれた。





ほっぺだけど、私にとって幸せのキス



そして、夢の中だけど最後のキス。





夢の中での輝喜・・・・だけど、大切な輝喜。
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