初恋・最後の恋~君と私~
輝喜side

今、俺は花音の上に居る。
花音が、こけそうになったところを助けてそんなところ俺が上に来た。


こうでも、すれば俺の事を意識してくれるだろう・・・。


花音が、俺の事を忘れたことは正直言って少し悲しいがチャンスの気がする。
病院に来た時花音はその時のことを夢と勘違いしていた・・・・。


好きて言ってくれたのは嘘かもしれない。


忘れたってことは、付き合ってたことも忘れたんだと思う。

だから、もう一度、花音を振り向かせることができる・・・はずだ。



「あの、輝喜くん!助けてもらったのは嬉しんですけど・・・ちょっと、どいてもらっていいですか!」

もうちょっと、この状況が続けばきっと、完全に意識してくれる。
だから、それまでは上に居る・・・。

「無理。」
そう答えると、うるうるっとした目でこっちをみてくる。
花音のこの目に弱い・・・。
しかたねぇな・・・。
花音の上からどく。

「花音って、無防備すぎ。俺だって、男なんだけど・・・。」


花音がきずくように言う。


「でも、輝喜君はそんな女の子を襲うようなことしませんよね。」

にっこ

・・・・・うっ。
だめだ・・・・・、俺だって男なのに・・・・。




意識しろよ。
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