初恋・最後の恋~君と私~
「教室にいくか~?」


「うん。」


教室に戻っていく。
私たちの足音が耳をすませば聞こえる。


鳥のさえずりも、木の揺れる音。

伸也君と居れば、なんか気楽だな~。案外面白いし。
自由人みたい、伸也君。


がっら

教室に入る。輝喜と結香ちゃんが目に入る。
楽しそうに、話してる。二人って、周りからみてもおにあいにみえるだろうな~。



「輝喜好きなの?」


・・・・・。好き?


「それは、ないと思う。だって、私仮にも好きな人いるらしい・・・。」


「・・・・?」


「私、一部記憶喪失になって好きな人の事を忘れたんだよね~。」


伸也君が、納得顔をした。


「ずっと、輝喜見てたから。好きかと思った。」


「そんなことないよ・・・・。」



私、そんなに輝喜君の事見てる?
私・・・・、ちょっときもいよ・・・・。



人の事を、じろじろ見て私は変態かっての・・・。
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