初恋・最後の恋~君と私~
目の前には・・・・


「輝喜君・・・・。」

猫を抱きかかえて居る、輝喜君。

その猫は、デブだった。いや、間違えたポチャリしている。


「何が、思い出せないんだ?」


なんて、言えばいいだろうか。
う~ん、そうだ

「家までの帰り道を・・・。」


「本当か?・・・・大変だな。送ってやるよ。」


えっ!通じちゃった!?
ここ、家めちゃくちゃ近いよ!歩いて、約2分ぐらいで着いちゃうのに!?

「あ、ありがとう・・・。」

物音が、聞こえてくる

こっそ

誰かが、後をつけている・・・・!?
誰なの・・・・・?


そっと、後ろを振り返る。
あれ?誰もいない、あれ~、勘違いしたのかな。


家に到着、所要時間1分58秒。


2分もかからず!


「じゃあな。それと、これからは道覚えとけよ。」


「う・・・、うん。ばいばい。」



うん、これからはもっとましな言い訳考えます。
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