初恋・最後の恋~君と私~
伸也君は私をそのまま、お姫様抱っこをして屋上に向かった。

そうか~、屋上ならだれもいないもんね。


「じゃあ。」


屋上に着くと、伸也君はさっさとどこかに行ってしまった。

え・・・・・!どこか行くの?


まぁ、仕方がないか。伸也君だってまわりたいだろうし。


数分後


っぐ~


お腹がすいた。食べに行きたいけど足が痛くて歩けません!

足の痛みが引くまでここに居なくちゃ。


がちゃ


伸也君がはいってきた。


「どこか、いたんじゃなかったの?」


「お前おいていくかよ。はい。」



私に伸也君は、たこ焼きに焼きそばにお団子にゼリーに飲み物を渡してきた。
もしかして、私が歩けないからわざわざ買ってきてくれたの。



「ありがとう。」

にっこ


嬉しくて、ついつい笑顔になる。


伸也君を見ると、顔が赤くなっていた・・・。

「いただきます!」


まず、たこ焼きを口にほうばる。
ん~、おいしい!タコが大きい。
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