初恋・最後の恋~君と私~
ばん


倉庫のドアがいきおいよく、開いた。

ドアを見ると、輝喜がいた。
いい時に出すぎだよ。かっこよすぎだよ。


「なんで、俺のお姫様を泣かしてんだよ。返せ。」


伸也の手が力が弱まった。
その時をついて、腕を振りほどき輝喜の方に向かった。

その時脳裏にいろいろなものが浮かび上がった。



祭りで輝喜のバイクの後ろに乗せってもらった事
図書館で勉強したこと




他にもたくさんの思い出が・・・・



やっと、思い出した。
なんで、私
忘れたの?あんなに、輝喜と幸せだったのに。


「思い出した、輝喜!」



どっく



心臓が大きな音をたてた。苦しい、苦しい。



だめだ・・・・・


意識が消えていく。



ぱったん



意識が途絶え、その場で倒れていった。
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