初恋・最後の恋~君と私~
「昔、お母さんとお父さんが殺されたんだ。今は、親戚の仕送りで生活しているんだ。」


なんかおれちっぽけだな。
俺より小さい奴が、苦しんでだけど頑張って起き上がって・・・。


「俺バカだな。」


「バカじゃないよ、私だってばかみたいに苦しんで周りの人に迷惑かけたよ。でも周りの人が手を差し伸べてくれた。だから立ち直れた。」


「君に、手を差し伸べるのは私がやるよ。」

ニッコ


「・・・ありがとう。」


ぼそっ


こんな事言う奴なんて初めてだ・・・・。

『ありがとう。』

って言うのも家族以外初めてだ・・・。


「どういたしまして。」


かぁっ


顔が熱い・・・・。
なんか、心がこしょくたい。


「もしかして・・・照れてる?」


「バカいてんじゃねぇ。照れてない。」
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