戯れる堕天使
「お昼ご飯はどうしようかしら」
「昼間は会社だろうし、お休みの日だって、自分の家族と外出してて、母の出る幕はないと思うけどね。
だいたい、何で、妄想の設定が同居な訳?
おまけに、嫁の家に同居なんて、なかなか許してもらえないよ?」
「そこはあなたがお願いするんじゃない。
惚れられてれば、来てくれるわよ」
「・・・だからね、あたしと冴島さんは『お友達』ですらない訳よ。
ただの『知り合い』。
どう期待されたって、叶わないんだからね」
「ええっ。類ちゃんせっかく綺麗に産んであげたんだから、そこは頑張ろうよ」
「・・・娘の好みは完全無視なわけだ」