戯れる堕天使
「・・・じゃなくても、メリットあると思うけどね。

類、自分が美人だってことくらい分かってる?」

類は怪訝に目を上げる。

「・・・とか言われることすら、微妙なんだね。

自覚がないから、こんなオジサンに付き合えるんだ」

笑ってる。

「オジサンって。・・・言いすぎ。

もっと年上の世代の人が怒ってくるよ」

「そう、思う。けど、類から見れば・・・って、やめよう。

どう見られてたっていいや。

ねえ、・・・オレ、一人暮らしで、あまりにまともに食べれてないなって思ったら

外食するんだけど。

独りは嫌だし。

そういう時、付き合ってもらえないかな?」

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