戯れる堕天使

そんなの『喜んで』に決まってる。

でも口の中がいっぱいだったので、とりあえず、悟を見た。

「あ、嫌がってる・・・」

もぐもぐ。

「・・・そんな」

ごっくん。

「全然来ます。いつでもどこでも。悟さんのいるとこになら」

「ちょっと、期待した反応と違うけど、ま、いいか」

「え?期待した反応?」

「もうちょっともったいぶって、半分嫌そうに・・・なんて」

「マゾなんですか?悟さん。

とんでもない『類じゃなくてもいいんだから。もっと喜んできてくれるコに頼むわ』とか思われたら嫌だもん」
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