戯れる堕天使
「友之・・・」

類は身を起こして、窓を開けた。

「何か、うなされてたから」

類は、今見ていた夢を思い出した。

まだ、その余韻がある。

「ちょっと、怖い夢を見てて」

「怖い夢?昼間に、ライブでヘマでもしたのか?」

類の頭には、ステージ上で、倒れそうななったことが浮かんだ。

でも、この際、コレは黙っておこう。

「そうじゃないけど。・・・純粋に、怖い目にはあったから」

「怖い目?」

類は急に自分達の声が気になった。

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