LOVEσPERSON
『…俺に…案内しろって…?』
そう言い放った目の前のいけめん。
「あっ、えっと、その……できれば…?」
なんとなくびびっちゃったよ。
すると、いけめんは
『じゃあ、案内したら報酬もらうからね?』
そういうなり、私の手を引っ張った。
「えっ!!?ちょっ…ほ、報酬って…!?」
『報酬とは、労働にたいする代価や金品のことだ。』
「いや、辞書にのってることをきいてないし。」
なんだこのひと?
なーんて思ってる間にも
どんどん歩いていく。
「報酬って…私、なにすればいいんですか?」
『んー?…まぁ、考えとくよ……はい着いた。』