可憐な華にくちづけを





「ふぅーん、そっか。」


コイツは昔から態度にでやすい性格
本人は自覚していない

もしかすると周りの人さえも知らないかもしれない。





不満のときコイツは必ず右眉を微かに上げる
ほんの一瞬を見逃さなかった。





「…あなたも見に来ればいいじゃない。」


「え?」


語尾が上がったのを確認
ほんと、犬。




「きっと、気に入るわよ。」


「でも男っしょ~?」


「…男、なのかしらね。」


「え、そっち系~?」


「そっち系って何よ、」


「あ、いや…うん。何でもない、…今度遊び行くよ、きーえちんの家!」


ニコッと笑う姿はキラキラして
容姿に関してはホントに完璧だと実感する。







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