可憐な華にくちづけを





寧ろ、欠陥品。


役に立たない娘 次期後継者。




「っ…くるしっ…、」





そんなもの無理に決まってるじゃない…

望んでないのに手にはいる



望んでないのに…望んでないのにっ!!!!!





「もぉ…いやっ…、」


じわっと頬を伝う雫。



視界がぼやける…何よこれっ、






あ、私は死ぬの?




今死んでも…もう、何もないわ…私には。







―――スッとゆっくりと意識を手放した。





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