可憐な華にくちづけを
真っ白な大人っぽい綺麗なドレス
次期、王女になるための身だしなみは完璧に
姿勢や歩き方、一つ一つの動き
完璧に行ってきた。
「お父様。」
「──貴絵。」
「おはようございます。」
ちゅっとお互い頬にしあい挨拶は完了する。
「座りなさい。」
長い長いテーブル 冷たい椅子に腰を掛け
その貫禄ある王様の姿をみつめた。
「どうだった、この期間。」
「えぇ、とても考えさせられましたわ。」
「そうか、よかったよかった。私もとても気分が悪かったよ。娘を隔離するなんて…でも仕方がないことなんだ。」
分かってくれるよな?
と言わんばかりのその目と口。