可憐な華にくちづけを





「っはぁはぁ…んはぁ、」


いつもより息がっ…

力も入らず馬に身体を預けるも、段々とずり落ちてしまう。


下は、土。

次期王女がこんなっ…みっともないわ。




「ヒッっは、はぁはぁ、」


苦しい、辛い、落ちるっ…!!






────「あれ、風ちゃん…あれって。」


声が聞こえた。



ピタリとこの発作を止めようとしたものの余計に息が呼吸が荒くなり苦しさを増す。


「ちょ!やべぇよ!!」








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