可憐な華にくちづけを
Meeting of two people
「―――お嬢様、いらっしゃいました。」
「通しなさい、」
キャア!!っと遠くから聞こえる奇声
新しく使用人を変えたから新鮮な反応なのね
しばらく続くかしら?
「蓮、彼を迎えに行ってあげて?囲まれて来れないはずだわ。」
「かしこまりました。」
軽く会釈し、部屋から出ていく。
さぁ、どうなるかしら?
アイツは昔から全く男には興味を示さない
素っ気ない態度を取り 女には良い顔を
昔から同姓には妬まれ
異性にちやほやされ
甘やかされて生きてきた。
ほんと、将来が心配
取引や額 人望が必要になってくるわ、
もちろん女よりも男の方が断然に多い
そんな時、独りぽつんと居るアイツを私は想像したくない。