可憐な華にくちづけを
「何で黙ってたのさ!」
「えっ…?」
ぷくっと子供みたいに拗ねた顔
状況の整理ができないし、蓮の焦った表情もなんだな新鮮で…
「貴絵お嬢様っ…!」
「あっ…れ、蓮!離しないさい。」
今度は口を尖らせた
綺麗な顔立ちをしてもまだ美しさは変わらない
「もうっ!!!!!きーえちんのお気に入りが女の子だってこと何で言ってくれなかったのー!!!!」
――――女の子? お気に入り?
「だからっ…私は!」
「――あははっ!!!」