可憐な華にくちづけを





「俺、ほっぺにチューしちゃったよ。」


「え…?」


「だってこんな可愛い女の子ほんとやばいなーって思ったからさ~、ね?」





蓮は警戒しているのか無表情すぎる



それにしても…
私たち同じことしたわね?






「きーえちんっ、なに笑ってるの?」


「ふふっ、つい…ね。」


ふぅーんと興味なさそうに目線そらし
ピタッと蓮へと眼差しを向ける







「…これが、お気に入り。」


「聖司の言ってること分かるわ。ほんとに綺麗な顔立ちで、華奢な身体しているもの。」





女の子に見間違えてもしょうがないわ。

しかも誘うようなものしぐさ
きわめつきに 吸い込まれるような青い瞳







「官能的よね、」


「あ、俺もそれ思った~」


「あら、今回に関して気が合うわね。」





ゴホンッと咳をする蓮
その姿に聖司と目を合わせ笑った。








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