守りたいモノ



彼女はベッドに寝ていた。

体を深くベッドに沈ませ、
息をしていないのでは
ないかと疑うくらい、
静かに寝息をたてていた。

彼女の頬には
水の流れた道が一つ。

そんな姿も
綺麗に見えてしまう、
それ程の美女なのである。

少し
ウェーブのかかった金髪。

目を開くと
どんな宝石のような
綺麗な瞳が
覗くだろうか。

睫毛は適度に長く、
唇は薄くもなく
分厚くもなく
綺麗なピンク色。

四肢のバランスもよく、
指先までも
綺麗である。

彼女の名前は




ジュリア=グローリー。




< 2 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop