饅頭先輩と愉快すぎる俺たち
「ルールは俺が鬼になったとき、饅頭先輩にタッチできれば俺の勝ち」


「ただし、『鬼ごっこ道(おにごっこどう)※』には従うこと」


「分かっています。

先輩一人だけを狙い打ちはしない、わざと鬼にはならない」


「他の人を身代りにしない・・・」


「その他、一つでも『鬼ごっこ道』に反した場合は」


「即刻、負け」


「いくぜっ!」


合宿最終日の昼前に、ただでさえ暑いのに余計に熱くなる二人。



大学生はくだらないことが本当に大好きで、実際にくだらないことを実行できてしまう年頃なのである。
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