饅頭先輩と愉快すぎる俺たち
「まさか、俺がタイマン鬼で負けるとはな」


「言ったでしょ、俺には二年みんながついている、と」


「参ったよ」


「名前は知らないままで卒業してもらいます」


「しょうがない奴だ」


「へへへ」


「そんな奴とこうして固い握手をするというのも不思議なものだ」


「でも、悪くないでしょ」


「そうだな」


「俺、饅頭先輩と同じサークルで良かったです」


「よせよ」



夕日の中で固く熱い握手を交わす二人。



くだらない?



いやいや、これも友情であり青春です。



次章はついに感動(?)の最終章だよ。
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