ako' life
☆Episode02☆
車の中で、あたしは、考えていた。
これから先、どうするのか、を。
会社は、龍に任せるとして、結婚しないまま死ぬの?
あたし.......あたし.......
ここまで、病気が進行しているとは、思わなかった。
あたしの、病気が発見されたのは、20歳の夏。
あたしは、その頃、なりたての社長。
受け継いだばかりだった。
そのときから、龍は、うちの会社で、いずれは、社長になるために働いてた。
―20歳の夏―
司会「新社長発表記者会見を始めさせていただきます。では、新会長よりより。」
新会長(あたしの父)「現社長の百田 灯緒斗(ももと あおと)です。今まで、私が20年間やってまいりましたが、今回、社長から、会長になりましたことをご報告いたします。」
司会「では、新社長より。」
灯「今回、社長に就任いたしました、百田 灯心(ももた あこ)です。至らぬ点がありますが、社長として、精一杯やっていきたいとおもってます。今後とも、我が社をよろしくお願いいたします。」
司会「では、これで、終了させていただきます」
終わった瞬間、あたしは倒れた。
救急車で運ばれ、検査を受けると、見たこともない、未知の病気だ。と言われた。
どうしたらわからないあたしは、その時、医学部に行ってた、智美に相談した。
智美もよくわからないとゆった。
龍とも別れようとした。
だけど、龍は、俺が支ええるといってくれた。
あたしは、絶対に治すと決めて、会社のお金を開発費に投じている。
4年たった今、何も変わらなく、治療薬も見つかっていない。
あたしは、この先あと何年、生きられるのだろうか。
村「......社長!!社長!」
灯「え??」
村「着きました。」
灯「龍を社長室に呼んで。」
村「わかりました。」
とゆって、村上は、龍のいる部署にむかった。
いつ死ぬかわからないこの身体。
少し歩くだけで、息切れ。
きつい。
でも、あたしは、今は、社長なんだ。
笑顔でいなきゃ。
神様。
お願いします。
あたしは、もう少し生きたいです。
もっと、龍と過ごさせてください。
前のような、体に戻してください。
こんな身体じゃ、社長は務まりません。
生きたい。