ako' life
☆Episode03☆
-社長室-
私は・・・これから・・・会社も・・・どうすれば・・・。
わかんないよ・・・・。
コンコン
ドアをたたく音がした・・・。
龍「灯心?入るよ??」
龍だ・・・。
なんていえば・・いいんだろう・・・。
龍「・・・灯心・・?・・なんかあった・・?」
後、一ヶ月で・・死ぬ・・・なんて・・・
社員にも言えないよ・・・
だから、これだけは、伝えなきゃ・・・
灯「社長・・・辞める・・・。」
龍「・・・・。」
龍は何も言えないみたい。
そうだよね。私だってそんな状況になったら、何も言えないもん・・・
灯「・・だから、龍が・・・代わって・・」
ハアハア・・・
これだけで、もうきつい・・・
どうしたら・・・
龍・・・なんか、ゆってよ・・・
龍「・・・俺でいいのか・・?」
灯「龍じゃなきゃダメ・・・なの・・。」
お願い・・・私もぉ、ダメなんだよ・・・?
あと少しで死んじゃうんだよ・・・?
龍以外にこの会社を任せることなんて・・・・考えたくない・・・
龍「・・・わかった。そうすれば、お前は治るんだよな・・?」
灯「・・・完全に治るとは・・・ハアハア・・智美・・・ゆってくれなかった・・・生活・・習慣とかちゃんと・・・ハアハア・・・したら、伸びるかもしれないって・・・ハアハア・・・。」
だけど・・・わたし・・・。
灯「死に・・たく・・ないよぉ~・・!!」
その場で泣き叫んでしまった・・・
龍「お前は・・灯心は、俺がぜってーしなせねぇ。だから、俺を信じろ!!・・・なっ?」
灯「ハアハア・・・ぅん・・・。」
龍は信じてもいいんだ・・・
いや、信じなきゃいけないんだ・・
信じるのをやめていい人ではないし、裏切ってもいけない。
これから、信じ続けないといけないんだ。
龍のために会社のために生き続けないといけないんだ・・・
だから、神様、お願いします。
私を助けてください。
私は、神様にお願い事は、したくなかった。
だって、何一つ叶えてくれたことは、ないから。
私の母親が目の前で自殺したときも私を助けても、手をさしのべてくれもしなかった。
どんなに、母親を返してほしいと願っても、何もしてくれなかった。
だけど、私の一生のお願い、今回だけは、聞いてくれますか?