王子サマと禁断のキス~出会った貴方は王子様!!?~
日常から…
「秋菜ぁ!早く帰ろ?」

「うん、ちょっと待ってね由依ちゃん。
準備するから」


幼馴染で親友の由依(ゆい)ちゃんは
スラっとしていて大人美人

小さい頃からモテモテで、彼氏はすごくイケメン。


「それに比べて私は・・・」

「ちょっと!何ブツブツ言ってるの!?
まる聞こえなんですけど!!」

「え!?口に出てた?」

「バッチリね。まったく・・・
気を付けなさいよ?」

「えへへ・・・;;」


私はおっちょこちょいで童顔。
しかも彼氏いない歴=年齢


「あ~あ、どこかにいないかなぁ。王子様」

「この現代の日本にいるわけないでしょ。
いたとしても殿様よ、ト・ノ・サ・マ!!」

「うぅ~…理系めぇ~~」

「関係ないと思うけど」


小さい頃から憧れる王子様
恋愛小説も日常的に読みふけっている
でも、


「いないんだよねぇ~~~(泣)」

「そりゃあマンガとか小説みたいにいるわけないでしょ?」

「まぁ、そうだけど…」


未だに夢見がちのドリームガールな私。


「ほら、クレープ食べて元気だそ?」

「ありがと由依ちゃん・・・」


夕暮れの街は、いつもより騒がしかった――――












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