恋の魔法に



「勉強も部活も恋も頑張るんでしょ」


「恋は……うん。いいかな」


「顔のキレイな子はどうしたのよ?」



口をきゅっと結んでニコッと笑ってみせる。


あ、チャイムが鳴りそう。


席に着かなきゃだ!
チャイム着席だよね。うんうん。



「逃げるな」


「逃げてない~っ。そろそろチャイムが鳴ると思ったから戻ろうとしただけ~っ」


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