恋の魔法に



授業の終わりを告げるチャイムが鳴ったのと同時にガタッと豪快に椅子を倒して立ち上がる男子たち。


「飯だぁぁあ〜っ!」


そんなことを叫びながら教室を出て行った。


……どんだけお腹空いてたんですか。


「莉子〜、パン買いに行くの付き合って」

「いいよー」



やっと昼休みです。


シャーペンを筆箱の中にしまい、カバンの中からお弁当を出して机の上に置いた。


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