恋の魔法に
ドキドキしたらもう恋の始まりなのでしょうかね……?
あぁ、もうわかんない!
私、恋愛偏差値低すぎだろー……
「明日は結城クンのこと考えるのはやめてね? 試合にだけ集中しようね」
志帆はニコッと笑ってドアを開けて中へと入った。
そう。
もう明日なんです、大会。
少しでもいい結果を残さなくては!
「志帆っ! 頑張ろうねっ。勝ちにいこうね!」
「うん。大会終わったらいっぱい話聞いてあげるから」
や、やっぱり結城くんの話かしら……。