恋の魔法に
でも、うん。あれだ。志帆はほんとに頼れるお姉さん的存在だ。
そして今日も部室は賑やか。
バド部はみんなとても仲がいいんです。
「じゃあ私たち先に体育館行ってるよー」
静かに閉められた部室のドア。
さっきまで賑やかだったのが嘘のよう。
部室には私と志帆だけ。
「デートどうだったの?」
やっぱりその話題に触れるんだー!
いや、うん。絶対聞かれるだろうなとは思っていたけどさ。
「う、うん。楽しかったよ」
着替えが完了したのでラケットとシューズを持って体育館へと向かう。